慢性的な頭痛
危険な頭痛
  その他の頭痛
一口に頭痛といっても、痛みの強さ、痛くなる場所、痛みが続く時間などは、人によって異なります。頭痛は、様々な原因によってひき起こされるため、現れる症状も異なるのです。こうした頭痛の中には、放っておくと生命がおびやかされるような危険な頭痛もあります。また、生命に関わらなくてもつらく、耐え難い頭痛もあります。まず、ご自分の頭痛がどのタイプの頭痛かを知ることです。


 
片頭痛
緊張型頭痛
群発頭痛
  3つのタイプに分類されます。
ご自分の頭痛がどのタイプなのか知るために診断を受けられることをお勧めします。

 

 吐き気・まぶしさ・前ぶれ・拍動性・ストレス
月に1回から数回と毎日ではないものの時々起こり、その痛みが1日中続くような頭痛は、片頭痛かもしれません。典型的な片頭痛では、頭の片側で心臓が脈打つようにかなりひどく痛みます。
階段の昇り降りや運動によって頭痛が激しくなる、吐き気を伴う、光や音に敏感になるといった症状を伴います。
人によっては頭痛が始まる前に「前ぶれ」を感じます。チカチカとしたまぶしい光やギザギザ模様の線が、徐々に視界に現れ始めて、おおよそ5〜20分間続きます。
◆食べ物やお酒に気をつけて

片頭痛
の人は、

  ・規則正しい食事をする
  ・ グルタミン酸の入った料理を避ける
  ・アルコールの摂取を避ける
  ・コーヒーを飲みすぎない
  ・痛み止めの薬を飲みすぎない

緊張型頭痛は最も一般的な頭痛です。多くの人が一度は経験したことのあるような頭痛ですが中でも慢性緊張型頭痛が最も重要です。精神的・身体的ストレスが原因となるため、「ストレス頭痛」と呼ばれることもあります。
数日にわたり、頭がギューッと締め付けられるような頭痛が続いています。しかし、それほどひどい痛みはありません。頭全体が痛みますが、階段を昇ったり、体を動かしても悪化しません。
◆体に適切な刺激を与えましょう

緊張型の頭痛
の人は

首や肩の筋肉を温めたり、動かしたりしましょう。
  ・ストレッチ
  ・体操
  ・マッサージ

 

群発頭痛は1〜2ヶ月の間、ほとんど毎日続きます。頭痛は10〜15分の間にどんどんひどくなり、1時間ぐらい続きます。発作は1日1回かそれ以上の頻度で、しばしば睡眠中に起こります。左右どちらかの目の奥に、キリキリと突き刺すような激しい痛みが特徴的です。その他の症状として、目が充血したり、涙が出たり、鼻がつまったりすることがあります。これらは、頭痛が起こった側に多く現れます。飲酒が引き金になることも少なくありません。
群発頭痛の人は、

  ・痛みがあるときにはお酒を飲まないようにしましょう。

医師に相談しましょう。

これまでも説明したように、頭痛の原因には様々なものがあり、それぞれ対処法が違っています。まずは、医師(神経内科、脳神経外科、内科など)の診察を受け、その指示に従って正しく治療してください。仕事中の頭痛で悩んでいる場合は、産業医(職場の医務室)に相談するのも良い方法です。
頭痛がおさまっているときでも受診はできます。



普段と違う症状が出たら医師に相談しましょう。生命に関わることもあります。


その他、さまざまな要因から頭痛が起こることがあります。
・頭頚部外傷による頭痛
  ・・・・例)むち打ち損傷による急性頭痛(交通事故などによる)
・物質またはその離脱による頭痛
  ・・・・例)アルコール誘発頭痛(二日酔い)
      グルタミン酸ナトリウム(中華料理などに含まれる)誘発頭痛
・眼・歯・口またはその他頭蓋の構成組織の障害に起因する頭痛
  ・・・・例)急性緑内障による頭痛
・精神疾患による頭痛
  ・・・・例)心的外傷後ストレスによる頭痛
・頭部神経通および中枢神経性顔面痛
  ・・・・例)寒冷刺激による頭痛
      帯状疱疹による頭痛または顔面痛
・その他の頭痛
  ・・・・例)前兆のない月経関連頭痛