手足のしびれ・腰痛の症状|岩手県盛岡市の頭痛・脳卒中に特化したなおや脳神経頭痛クリニック。

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手足のしびれ・腰痛の症状

こんな手足のしびれはありませんか?

片まひ

片まひ

片方の手足にだけ起こるまひです。これは、脳卒中による障害の一つで、よく現れる症状です。例えば脳の左側で脳卒中が起こった場合、右側の手足にまひが起こります。足のまひで歩行が難しくなって転倒しやすくなったり、手指のまひで字が書けなくなったりすることも。また、手のまひの場合、まひした側の腕の力が入らずにだらりと下がり、腕の重みで肩の関節を軽く脱臼(亜脱臼)してしまう場合があります。そのため、必要に応じて三角巾やアームスリングなどを使って腕を吊るして対応します。

痙縮(手足の筋肉のつっぱり)

痙縮(手足の筋肉のつっぱり)

手足の筋肉が緊張しすぎた状態で、指を握ったまま開きにくくなるなどの症状があります。片まひと同じ側の手足に現れることの多い症状です。

痙縮(手足の筋肉のつっぱり)とは

痙縮(手足の筋肉のつっぱり)とは

痙縮は、脳卒中でよくある運動(機能)障害の一つ。筋肉が緊張しすぎた状態で、手足を動かしにくくなる、または勝手に動いてしまう障害です。具体的には、手指を握ったままの状態で開きにくくなる、肘を曲げたまま伸ばしにくくなる、足の指先が足の裏側の方に曲がってしまうなどの症状がみられます。痙縮によって長期間にわたり姿勢の異常が続いてしまうと、筋肉が固まって関節の動きが制限される「拘縮」という状態になり、日常生活にも支障をきたしてしまうかもしれません。

痙縮(手足の筋肉のつっぱり)の治療

痙縮(手足の筋肉のつっぱり)の治療

痙縮の治療法としては、内服薬による治療のほか、ボツリヌス療法、神経ブロック療法、バクロフェン髄注療法などがあります。患者さんの病態や治療目的を考慮した上で、これらの治療とリハビリテーションを組み合わせます。

内服薬(飲み薬)

緊張したままの筋肉を緩める働きのある薬を服用

ボツリヌス療法

筋肉を緊張させている神経の働きを抑制

神経ブロック療法

フェノールやアルコールなどを筋肉を緊張させている神経に注射することで、神経の伝達を遮断します。

外科的療法

神経を部分的に切断、
または太さを縮小等の外科処置。

バクロフェン髄注療法

痙縮を和らげる薬を腹部への植込みにより直接投与

こんな腰痛の症状はありませんか?

こんな腰痛の症状はありませんか?

はじめは何ともないけれど、歩き続けていると太ももやふくらはぎにしびれや痛み・ツッパリ感などが現れ、それが次第に強くなっていき、歩くことが困難になります。前かがみの状態で少し休むと症状が軽減され、また歩けます。これは、「間欠跛行(かんけつはこう)」と呼ばれる症状です。

前かがみで少し休むと症状が楽になる原因の一つとして、「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」が考えられます。

腰部脊柱管狭窄症とは?

腰部脊柱管狭窄症とは?

加齢により背骨が変形してしまうことで、背骨の中を通る神経が圧迫され、足や腰がしびれたり痛んだりする病気です。

どうして前かがみで休むと症状が楽になるの?

立って背筋を伸ばすと、変形した背骨の神経が圧迫されてしまい、痛みやしびれを感じます。座ったり前かがみになったりして背骨を曲げると、神経の圧迫が少なくなるのです。

背骨の神経が圧迫されて中を通っている血管の血流が悪くなることが、歩行時の太もも・ふくらはぎのしびれや痛みの原因となります。

日常生活で注意することは?

避けたい動作

動ける範囲でなるべく体を動かしましょう

歩くときに足腰に痛みやしびれがあると、どうしても安静にしたくなるかもしれませんが、動ける範囲でかまわないので、なるべく体を動かしてください。前かがみの状態でも歩けるよう、一本杖やシルバーカーを利用しましょう。自転車で、前かがみの姿勢で運転するのも良い方法と言えます。
なお、痛みやしびれが強い場合は、無理せず安静にし、症状が治まってから体を動かすようにしてください。

何かご不明な点や気になることがございましたら、お気軽に医師までご相談ください。